色合い・質感・カタチ

厚みがあってやさしいシルエットの鈴木史恵さんのカップはどこか趣深い。
温かみのある色合いはどんな飲み物にもよく合います。
手になじむザラっとした質感が心も癒してくれます。

表情のある粉引のうつわ

表面にできる鉄分の点々と石はぜの小さな割れ目が表情を豊かにしてくれ、
鈴木史恵さんならではのオレンジがかった粉引の色合いとの相性も◎です。
粉引の下から覗く焦げたような赤土も魅力。
ずっと眺めていられそうな素朴な表情は、ホッとしたいときに一役かってくれます。

食卓を彩る

深さあるので野菜スティックなどを入れてもよさそう。
食卓を彩ってくれること間違いなしです。

底面までかわいい

底面には可愛らしいお花が描かれています。
茶とミントブルーとの相性もよく、作家さんのセンスが感じられます。

器は濡れると水分を染み込み、石はぜやピンホールのあたりに染みた感じのグレーの斑点があらわれます。これも粉引の魅力として楽しんでいただき、うつわを育てていっていただければと思います。
斑点は乾けばなくなります。

［石はぜやピンホールのあたりに出る斑点。この変化を茶人たちは楽しんだといわれています］

染みが気になる場合は、はじめてご使用になる前にはじっくりと水に浸してください。
十分に吸水させることでグレーの斑点はなくなります。

［じっくりと水に浸すと器全体に水が染み込み斑点がなくなります］

ご使用になる前には毎回器を水にくぐらせ、十分に吸水させ器を拭いてからご使用ください。
そうすることで染みにくくなります。

とはいうものの、長くお使いになれば染みは出てくるものです。
それも粉引の魅力として器が育っていく経年変化をお楽しみください。

［写真左下：チビ耳白（大）、左上：白（小）、右下：橙（大）、右上：橙（小）］

眺めているだけでも楽しい

色は白と橙、サイズは大と小の4種類からお選びいただけます。
どちらも土の質感が残る眺めているだけでも心癒される器です。

愛知県常滑に工房を構える「皿屋 saraya」。主に粉引という技法で器を作っている。陶芸家 鈴木史恵さんの可愛らしく温かみのある器は多くの人を魅了している。