信楽に工房を構える「古谷製陶所」。
信楽は良質の陶土がでる土地として知られ、
長い歴史の中で培われた伝統的な技術は今日に伝えられ、
日本六古窯のひとつに数えられています。
古谷製陶所は長く信楽の粉引きの器を率先し、どんなお料理も引き立て、自由に気兼ねなく使え、
品があり温かみのある『粉引きの白い器』作りに日々取り組んでいる。
また、白い器に限らず「暮らしに寄り添う」をテーマに食文化や住空間などのライフスタイルに合わせて作陶している。
粉引きの器
一般的に粉引きの器は強度が弱く吸水性があるため染みがでやすい、と言われています。
そのため、古谷製陶所では素焼きのあと、本焼きを二回行います。
二回行うことで粉引きの味わいそのままに、強度が増し染みがでにくくなります。
手間と時間を惜しまず、「料理を引き立てる器を気軽にたくさん使ってほしい」という想いからくる工程です。