「山只華陶苑」加藤智也さんの山椒のすりこぎ
寛政六年(1794年)創業の山只華陶苑は、美濃焼の一つとして数えられる高田焼にこだわり代々すり鉢を作っています。
研究と鍛錬を重ね約9年の歳月をかけて完成させた「波紋櫛目(はもんくしめ)」のすり鉢は、グッドデザイン賞を受賞しています。
その窯の七代目 加藤智也さんによって作られた山椒すりこぎです。
長い年月をかけて大切に作られたすりこぎ
山只華陶苑のすりこぎは長い年月をかけて1本1本大切に作られています。
木の中の水分が少ない、寒さが最高潮の頃に加藤智也さん自らが山に赴き、山椒の木を切り出して作ります。
その工程は多く、
木が割れないようにゆっくりと乾かし
1年半から3年程寝かしながら、
虫に食べられないように柿渋を何度も塗って乾かし、
出荷前には削り出しを行い形を整えます。
労力と時間をかけて大切に作られたすりこぎは多くは作れません。
山椒のすりこぎ
昔からすりこぎの材質は山椒の木が最適といわれています。
それは、山椒の木には解毒作用があり、摺る際に削られた微量の山椒が食材に混ざることで食あたりを防ぐといわれているからです。山椒のかすかな香りも料理を引き立ててくれます。また、山椒の木は堅く摩耗に強いため永く愛用していただけます。冷蔵庫がなかった時代のまさに先人の知恵。昔ながらの道具は本当に良いものばかりです。
潰す、擂る
天然木のすりこぎは、太さや曲がり具合が様々です。
その曲がり具合が握りやすくし、しっくりと手に馴染み作業をしやすくしてくれます。
スパイスやニンニクを潰してソース作りに、
胡麻など風味豊かな素材を擂ってドレッシンや和え物に。
山只華陶苑のすり鉢と一緒に使えば、様々な料理に役立ちます。
[4寸のすり鉢と17cmのすりこぎ]
[6寸のすり鉢と24cmのすりこぎ]
17cmと24cmのすりこぎ
長さ17cmと24cmからお選びいただけます。
17cmは4寸のすり鉢に、24cmは6寸のすり鉢にお使いいただくのがおすすめです。
[4寸のすり鉢と17cmのすりこぎ]
[6寸のすり鉢と24cmのすりこぎ]
太さや曲がり具合は様々
岐阜県で育った山椒の木を切り出して作られたすりこぎは、
太さや曲がり具合が様々でそれぞれに個性があります。
同じ形が二つとない世界に一つだけのすりこぎです。
[天然木のすりこぎは、太さや曲がり具合が様々です]
今回入荷した山椒すりこぎ。太さや曲がりが様々です。↓
屋号『山只』。寛政六年(1794)、初代藤兵衛が、分家し『何も無いところから生み出す。』ということを意識し、己を戒める為に付けた屋号。『何も無いところから生み出す。』とは、窯に始まり、窯道具。すべてを作る事から始まります。『高田の土をよく知る事』、そして『独創と革新』。それが、歴代藤兵衛に引き継がれてきた哲学であり『山只』ブランドの原点。
【加藤智也】
山只華陶苑 藤兵衛窯の七代目。およそ9年の歳月をかけ、中央から渦巻く「波紋櫛目」を開発し、革新的なすり鉢を誕生させた。この波紋櫛目すり鉢は、グッドデザイン賞を受賞している。国際的な陶芸コンテスト「長三賞展」大賞など、数々の展覧会で受賞する気鋭アーティストとしても活躍している。
品名 | 山椒のすりこぎ 17cm、24cm |
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サイズ(約) | 17cm:長さ17cm × 太さ18〜25mm、24cm:長さ24cm × 太さ22〜28mm |
重量(約) | 17cm:36g、24cm:65g |
素材 | 山椒の天然木(岐阜県) |
● ご使用について
電子レンジ× オーブン× 食洗器× 食器乾燥器×
・ご使用後は素早く洗い、水気をしっかりとふきとり乾燥させてください。湿り気はカビの原因となります。
・直射日光には当てないようにしてください。
・長時間水に付け込まないようにしてください。
● ご購入の前に
・天然木を使用しているため、サイズ、重量、色合い、凹凸、形など個体差がございます。
それも世の中に二つとない商品の個性としてお楽しみください。
・サイズは目安としてご参考にしてください。
上記のことをご理解の上でご購入をお願いいたします。
山只華陶苑すりこぎ 17cm3,850円(税込)
山只華陶苑すりこぎ 24cm6,050円(税込)